※掲載している事例内容は解決当時の法令に従ったものとなっております。
事例3 相続分なしの遺言が残されたが、遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)を行使し弁償金を獲得。
- ご相談者Aさん(40代後半)
- 非嫡出子である私宛てに、相続遺産がない旨の通知が届きました…
- ご相談までの経緯・背景
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ある日、Aさんの下に、Bさん及びCさんの弁護士から一通の通知書が届きました。
それは、Aさんの父が亡くなったことと、遺言書が残されていたこと、その遺言書にしたがってBさん及びCさんのみを相続人とし遺産分割の執行を行ったことをAさんに知らせるものでした。Bさん及びCさんの弁護士は、執行後、相続税申告の過程で、Aさんも法定相続人であることを知るに至り、連絡してきたようでした。
- 当事務所の弁護士が、Aさんから詳しい事情を聴き、代理人として、他の相続人と交渉にあたることとなりました。遺言書を確認すると、Bさん及びCさんのみに遺産を分配するものであり、Aさんに対して相続させる財産はありませんでした。
- 解決までの流れ
- そこで、弁護士は、遺留分減殺請求権を行使し、Aさんの権利を主張することとしました。これにより、Aさんも遺留分割合の相続財産を得ることができます。また、相続財産に土地や建物も含まれていたことから、不動産価格を当事務所でも鑑定士に依頼し、より妥当性のある価格を算定し交渉にあたりました。
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結果・解決ポイント
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上記の交渉により、価格の算定も妥当なものとなり、BさんCさんから、合計で約1100万円の弁償金を得ることができました。
「遺留分侵害額請求
(遺留分減殺請求)」の解決事例
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事例82 納得がいかない遺言書が残されたが、遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)で希望額を獲得。
父が亡くなり、遺産相続をすることになりました。遺言書はあるのですが、その通りに分割すると、自分の相続分が他の相続人に比べて明らかに少ないと思います。何とかならないでしょうか。 詳しく見る -
事例70 一人に全財産を相続させる遺言がされたが、遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)により合意書を作成し解決。
母が他界し、これから相続手続きを進めようとしていたところ、弟の代理人から通知書が届きました。それは「母が生前『弟に全財産を相続させる』と遺言書を書いている」という内容で… 詳しく見る -
事例24 祖母から代襲相続した孫に対する遺留分減殺請求に、粘り強く交渉し弁償額を減額。
祖母(90代)が亡くなり、父は祖母よりも先に亡くなっていたため、祖母の孫である相談者Aさん(40代)が代襲相続によって相続人になりました… 詳しく見る -
事例16 遺留分減殺請求に対して、不動産評価の不当性を主張し、減額に成功。
父(80代)が亡くなったので、妻であるAさん(80代)と子どもであるBさん・Cさん(ともに50代)の3人が相続人として父の遺産を相続することになりました… 詳しく見る -
事例10 長く疎遠で借金を持つ弟から遺留分減殺請求の通知が。弁護士が対応し少額の代償金で解決。
父(90代)が亡くなったので、息子であるAさん(60代)を含めた3人の子どもが相続人として父の遺産を相続することになりました。父は生前から… 詳しく見る -
事例8 法定相続人以外へ相続させる遺言書が残されたが、遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)をし解決。
Aさんには兄弟であるBさんCさんがいました。Aさんたちの父親は祖母である甲さんよりも早く他界しています。Aさんたちの祖母である甲さんが亡くなったことにより...詳しく見る -
事例7 父の後妻と相続問題で、遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)をせずに円満解決。
父(60代)が死亡し、子である相談者Aさん(30代)は父の遺産を相続することになりました。父はAさんの母と離婚した後、別の女性Bさんと結婚していたので...詳しく見る -
事例3 相続分なしの遺言が残されたが、遺留分侵害額請求(遺留分減殺請求)を行使し弁償金を獲得。
ある日、Aさんの下に、Bさん及びCさんの弁護士から一通の通知書が届きました。
それは、Aさんの父が亡くなったことと、遺言書が残されていたこと、その遺言書にしたがってBさん及びCさんのみを相続人とし遺産分割の執行を行ったことをAさんに知らせるものでした...詳しく見る