※相談内容によっては一部有料となります。(¥10,000(税別)/60分)

当事務所に寄せられる相続の相談内容 相続放棄したい

時点

「相続放棄」についてのご相談も多く寄せられています。『被相続人の債権者から督促状が届いた』『そもそも相続放棄すべきかどうかわからない』など、相続放棄の具体的な相談事例をご紹介します。

このような場合に弁護士を利用してみてください

当事務所の相続ご相談内容の内訳:相続放棄したい

当事務所の相続ご相談内容の内訳
(2015年9月までの累計)

  • ・借金を肩代わりしたくない

    故人は生前借金まみれだったのですが、借金を肩代わりしたくない
  • ・相続放棄すべきか悩んでいる

    そもそも相続財産がいくらあるのかわからないので、相続放棄すべきかどうかわからない
  • ・支払いを催促する郵便が届いた

    ある日、突然故人の債権者から借金の支払いを催促する郵便が届いた

相続放棄とは

まずは、相続放棄の基本の知識と、どういった場合に相続放棄をすべきか確認していきましょう。

相続放棄とはなにか?

相続放棄とは、読んで字のごとく、「相続人が、被相続人(亡くなった方)から発生した財産を相続する権利(相続権)の一切を放棄すること」を指します。

被相続人からの相続財産には、借金などマイナスの財産だけでなく、預貯金や不動産といったプラスの財産も含まれます。相続放棄はプラスの財産・マイナスの財産どちらも受け取らないということであり、相続放棄をすると「そもそも最初から相続人ではなかった」と見なされます。

どういった時に相続放棄を選ぶのか?

相続放棄を選択するケースとして、大きく分けて以下の2パターンが考えられます。

1. 相続する負債の方が大きい

上記でも説明したように、相続放棄とはプラスの財産もマイナスの財産も受け取る権利を放棄することです。逆に言えば、相続をする場合には、原則としてプラス・マイナスどちらの財産も相続しなければいけません。

借金などマイナスの財産がある場合、プラスの財産を差し引いても負債が残ってしまうこともあります。相続してしまうと損害を受けてしまうことになりますので、こういったケースでは、積極的に相続放棄を検討すべきと言えます。

2. 相続問題で揉めているもしくは揉める可能性がある

被相続人から発生した財産がプラスとなる場合でも、相続放棄が選ばれるケースがあります。それは、「相続人同士のトラブル」です。通常、被相続人との続柄で相続する財産の割合などが決められていますが、相続人が複数いる場合や生前の被相続人との関係性など、さまざまな事情によって相続問題に発展してしまうこともあります。

こういった場合に、相続人同士のトラブルに巻き込まれたくないという理由で相続放棄を選択されるケースも多々あります。

相続放棄のメリット・デメリット

相続放棄をする理由についてご説明しましたが、実際に相続放棄する場合どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか解説します。
メリットとデメリット理解したうえで、どちらを選択するか判断しましょう。

相続放棄のメリット

・負の財産を相続しないで済む

相続放棄のメリットとして一番に挙げられるのは、被相続人からのマイナスの財産を相続せずに済むということです。これは、相続放棄を検討する時の大きな理由の一つともなります。

・遺産分割協議を行わなくて良い

もう一つのメリットとして、遺産分割協議に関わらなくて済むということが挙げられます。遺産分割協議とは、相続人全員が参加・合意のもと相続財産の分配を取りまとめるもので、この内容は遺産分割協議書という書類に記載されます。この協議は必ずしなければいけないものではありませんが、遺言書がない場合や、遺言書があっても遺言書の内容を変更する場合や、遺言書に記載のない遺産がある場合などには必要となります。

「自分の相続分はない」という内容の遺産分割協議書に署名捺印することで、形の上で相続を放棄することも可能です。しかし、通常の相続放棄手続きを行えば、そもそも遺産分割協議に参加する必要はありません。

相続放棄のデメリット

・相続財産の一切の権利を失う

相続放棄をすると、最初から相続人ではなかったと見なされるため、借金などマイナスの財産を相続しなくても良い一方で、プラスの財産も相続することができません。

・家庭裁判所での手続きをしなければいけない

相続放棄をするためには、家庭裁判所で相続放棄の申述手続きをし、受理されなければいけません。また、手続きに必要な書類を揃えなければいけないほか、収入印紙代や書類を取得するための費用も必要となります。

・放棄した次順位の相続人に相続権が移行する

相続放棄を行うと、次順位の相続人に相続権が移行することになります。例えば、夫、妻、子の家族で、夫が亡くなったとします。この時、相続権は妻と子にありますが、この二人が相続放棄を行うと、相続権は第2順位である夫の両親へと移ります。

相続権が移行するのは一回だけではありません。上記の家族の場合、夫の両親が相続放棄を行うと、次順位の相続人である夫の兄弟姉妹へと相続権が移ります。相続放棄によって相続権が移行するのはここまでです。

・一度相続放棄をすると撤回ができない

申し立ての後にプラスの財産が見つかったとしても、一度相続放棄をしてしまうと撤回することはできません。また、申し立てが認められずに受理されなかった場合、即時抗告はできますが、再度、やり直して申し立てることはできません。

相続放棄の申し立ての期限は、被相続人の死亡と、自分が相続人となることを知った時から3ヶ月とされており、この期間内であれば遺産の処分行為のない限り、相続放棄は受理されます。しかし、期間を過ぎてしまっているなど、不安がある場合には、専門家に相談するなど慎重に申し立てを行いましょう。

相続放棄の流れ

相続放棄の流れ

ここでは、相続放棄に必要な書類や費用と、相続放棄の手続きの流れを解説します。

相続放棄の手続きに必要な書類

まず、必要な書類は、以下の通りになります。

・被相続人の除籍謄本等

被相続人が亡くなったと証明できるもの

・被相続人の住民票の除票または戸籍の附票

被相続人の最後の住所を記載しているもの

・相続放棄をする人の戸籍謄本等

相続放棄をする人が相続人であることが分かる戸籍謄本

・相続放棄申述書

家庭裁判所で直接、または家庭裁判所のHPからダウンロードが可能

上記の書類は、被相続人との続柄に関わらず必要となります。被相続人との続柄が子(または孫)、親(または祖父母)、兄弟姉妹(または甥・姪)である場合、上記以外にも戸籍謄本が必要となることもあります。

相続放棄の手続きに必要な費用

次に相続放棄において必要な費用は、以下の通りです。

・収入印紙代800円

・郵便切手代

家庭裁判所からの返信用の切手代。裁判所により異なります。

・戸籍謄本取得費

各自治体により交付手数料は異なります。

相続放棄を行う際の流れ

必要な書類を用意したら、以下の流れで家庭裁判所へ申し出を行います。

1. 家庭裁判所に用意した書類を提出

上記の必要書類をすべて用意し、相続放棄申述書を作成したら、一式を家庭裁判所へ提出します。提出方法は、直接持ち込む方法と郵送のどちらか都合の良い方を選べます。

2. 家庭裁判所から届いた照会書に記入し返信

提出した申述書が受理されると、家庭裁判所から「照会書」が送られてきますので、記載内容を確認・回答し、署名捺印を行い、再び裁判所へと返送します。

3. 相続放棄申述受理通知書が裁判所から届いて完了

照会書を返送し、相続放棄が認められれば、「相続放棄申述受理通知書」が届きます。これが届けば、相続放棄の手続きが完了したということになります。


相続放棄を弁護士に
相談・依頼するメリット

相続放棄の手続きは、個人で行うことも可能です。しかし、弁護士など専門家に相談・依頼する方も多いです。
ここでは、相続放棄を依頼するメリットについて、解説します。

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